家族葬と葬儀の種類

家族葬が葬儀の種類として定着した理由

お葬式の種類として考えた時に、家族葬が選ばれるようになってきたのは、費用を大きく削減できるようになってきたことは間違いありません。お葬式にかける費用を考えた時に、なぜここまでかかるのかといった疑問が浮かぶのは当然です。理解できないような費用がたくさん存在し、あとから追加で請求されるようなことも多くあるでしょう。この背景にあるのは、人数が把握できず、余計にかけなければいけないことがいろいろと出てくるからです。

宗教的な部分でも、いったい何のための費用なのか、その源泉たる部分がはっきりしないのもポイントになってくるでしょう。こうした疑問を解決するために、都会的なお葬式として考えれば、シンプルなかたちにしてしまう家族葬は当たり前のように発生し成立していくことになります。

都会型のお葬式ということでは、さまざまな束縛から解き放たれていくことがポイントになるでしょう。お葬式は地域の共同体といった考え方がありますが、隣組などの考え方はすでに消滅しているのが現状であり、地方のようなお葬式のスタイルは取ることがなくなりました。デメリットとして考えられていましたが、すでに失われつつあることを考えると、都会では何らデメリットでもありません。親族とのきずなといった部分もありますが、高齢化社会になって死亡年齢の上昇をとらえると、これも大きな問題ではありません。それならば、家族での別れを基本とした家族葬のほうが、現実味を帯びてくることになります。

実際にしきたりといったことも言われますが、時代とともに作られてきたのがしきたりです。新しいしきたりも生み出されていくのは当然の流れとなっていくでしょう。火葬のスタイルであっても、今では当たり前のように行われていますが、戦後普及してきたしきたりでしかありません。古くからあるように見えて、実はまだ新しい物だったりするのですから、どこまでこだわるのかといったところにつながっていきます。残された家族のために行われるスタイルとして考えてみれば、お葬式の種類として定着してきたことが理解できるでしょう。